(Android) KT-i7A4.0 でタブレットデビューしてみた。

そういや android ってどのくらい遊べる(使える)のか。

ふとした思い付きから安価なタブレットでいいから手を出してみようと思い、
この度 android & タブレットデビューしてみた。

 

購入したのは

 IMPRESSION i7A (KT-i7A4.0) (android 4.0.3)

……という雑誌等でも見たことのないブランド/モデルである。

しかし、扱っているのがあのドスパラさんだし、
見知らぬネットショップよりは安心して購入できるだろう、ということでチョイスしてみた。

(2012/05/21追記 )
AKIBA PC hotline (インプレス) さんで 5/19 付で記事が掲載されていました。
米国の Leader というブランドらしいですね。

 

まだ使用開始から 1週間程度だし、時間が取れなくてあまり使いこんでもいないけれど
ひとまず雑感など書いてみたいと思ふ。

android OS に関しては素人なので誤解や的外れな部分があったらご容赦願いたい。

 

結論を先に述べてしまえば、この機種に関しては

・メディアプレイヤーや電子書籍リーダーとしては十分使える
・Web 端末としては多少重いのを我慢する必要あり

・android OS デビュー機としてはちょっと敷居高い (一部自己責任でゴニョゴニョした方がよさげなので)

…といった印象だった。ゲーム機としてどうかはまだ調べていない。

 

最大のネックはやはりアプリケーション実行用の RAM が 512MB と少な目である点だと思う。

初期起動の時点で、空きメモリが既に 110 – 150 MB 程度だった。

セキュリティ対策として McAfee Mobile Security を導入した後は
平常時の空きメモリは 90 – 130MB 程度まで減っている。

今のところメモリ不足とか言われていないが、
android アプリがどの程度メモリ喰いなのか判らない以上、心許ない。

尚、CPUもシングルコアということもあってか、
Web サイトの閲覧等は残念ながら快適とは言い難いが
それでも 8年くらい前の小型ノートPCに比べたらだいぶマシではある(笑)

 

そして、もうひとつ気になる点。

標準のフォントが Droid Sans Fallback という CJK (中国・日本・韓国) であり、
電子書籍を読む気にならなくなる程度には日本語が見づらい。

これに関してはWebで検索すれば android 4.x 系でのフォントの変更方法が見つかるので
自己責任にはなるが日本語フォントを導入した方が良い、と思う。

私は取り敢えず IPA exゴシック を導入して心の平穏を保つことにした。

尚、自己責任云々の部分については
端末が最初から root化 されていた為にそれほど苦労せずにできたとかなんとか。

 

最近のメーカー製タブレットやスマホはこういうのはあまり気にする必要ないだろうから、
初心者なら高くてもメーカー製を買えという先達の教えはあながち間違ってはいないと思う。

 

日本語環境を改善したので現時点では専ら電子書籍リーダーとして活用している。

時間が取れたら android OS やアプリの方をもう少し触ってみたい。
(楽器アプリ、オフィス系アプリはどうなのか気になるところ)

 

※以下、もう少し細かい雑感など (殴り書きレベル)

 

・技適マークの存在

海外製タブレットにしては珍しく? 国内での利用が法的に認められている。
(技適マークが添付されている)

これは心強い。

・付属のレザーケース

 一応専用のケースがついている。スタンドにもなる。
カバーつけるとタブレットの厚さが 2倍近くになる。
多少縫製は甘いので崩壊する前に代替のケースを用意した方がよさそう、
……といってもちょうどよさそうな物が見当たらないのよね。

・取説とか

 ついてないと思った方がいい。
電源の入れ方とか書いてる程度ですので判らないことがあれば
ひたすらネットで検索……

ただし、このタブレットに関する情報は 2012/05/20 現在は殆どないので
他のタブレットの記述を参考に色々試してみるしかない。

・発熱

充電中やCPU/GPUパワーが必要な作業ではほんのりと熱くなる程度。
ノートPCの様に持てなくなるレベルではないのは流石タブレット。

・CPU/GPU性能

Allwinner A10 + Mali 400MP とかいうこの価格帯のタブレットにはよく使われる代物らしい。
動画再生能力がこのクラスでは高い方とか書いているのを見かけた。

CPU は 1コアらしい。
ちょっと重い処理させたり、アプリが暴走したりすると全体の操作がままならなくなる。

GPU の方はまだあまり試せていないが、ちょっとした 3D 系ゲーム等はプレイできる様だ。
(ヌルヌル動くレベルではないが Illusion さんのもぐもぐゆなちゃん もそれなりに動作していた)

動画も 720p でしか確認していないが、裏で何かが動いた時に多少引っかかる程度で
結構滑らかな再生ができていた。

・バッテリー

パッケージには 6時間と書いてあるが、
多分無線LANを OFF にして普通に使っていたか動画再生させた場合だろう。
無線LAN を ON にしていたらたぶん3時間も持たないと思う。
USB充電できるのでポータブル充電器の類をひとつ用意しておけば安心か。
(1A以上での急速充電が可能かは未確認)

・液晶

TFT でドット抜けも今のところなく綺麗なものである。
タッチ操作の反応も悪くない。

・音質

ヘッドホンで聴く分にはふつうの音質かと思う。
内臓スピーカーはふた昔くらい前のノートPCっぽい安い音。
ステレオスピーカーと記載されているがステレオ感はなく、モノラル化された音声が出てる様な印象。

・無線LAN

時々無線LANのアクセスポイントがうまく切り替わらない程度で概ね良好。
一度 WiFi をオフ・オンしてみるかそれでもだめなら端末再起動する必要あり。

・アプリの互換性とか

Google Play でも対応してると表示されるソフトはそれなりにあるが、
国産の各種ツールや版権もののアプリの何割かは利用できない印象。
一部、ダウンロードできても正常に動かないものも幾つか見かけた。
(ましろ色なんとかとか…これ期待してたのにな)

また、原因は不明だが Google Play 上で有料アプリをタブレットから
購入しようとするとエラーで弾かれる事象が出ている。
(一度初期化すると直るかもみたいな記述はどこかで見た気もする)。
ただ、これに関しては PC 等で購入処理を行いタブレットに対して
インストールリクエストを送る方法でやりくりは可能。

・電子書籍

GALAPAGOS STORE  と BOOK☆WALKER を現在利用中。
一部の 3G回線必須という店はアプリはダウンロードできてもタブレット単体での使用はできない様だ。

・インタフェースまわり

micro USB (Type-B) x 1 (USBホスト対応/充電可能)
micro HDMI x 1 (使ってないから詳細不明)
micro SD スロット x 1 (パッケージには 16GB までとあるが 32GB OKとのこと)
ヘッドフォン端子 (3.5’汎用) × 1
電源用端子 x 1 (特殊な形状なので壊れたら USB で頑張ろう)
無線LAN 802.11 b/g/n (偶に接続切れたりする程度で意外とまとも)

尚、残念ながら Bluetooth や GPS はない。

・Quadrant Standard Edition でざっくりベンチしてみた結果

実行する度に結構ばらつくのでご参考程度に……

Quadrand Standard Edition によるベンチマーク結果
Quadrand Standard Edition によるベンチマーク結果
CPU スペック
CPU スペック
GPU スペック
GPU スペック

 

(2012/05/28 追記)
製品説明で内蔵Flash ROM 4GBと記載されているが
内蔵ストレージ 1.42GB、内蔵SD 2.31GB ( /mnt/sdcard にマウントされている) で
残りが多分システム領域と思われる。

スロットに挿した(外部)SDカードは /mnt/extsd にマウントされており、
アプリケーションのデータの移動先は /mnt/sdcard の方なので注意が必要…と。

音楽や動画は外部SDカードの方に入れておけばいいけど、
アプリのデータが外部SDに置けないのはちょっと残念。
これは他の android 端末も一緒なんだろうか…?